本日の読書感想文【関ヶ原 中・下】

関ヶ原 中・下 司馬遼太郎

 

 

2018年最初の読書感想文です。

2017年からの持ち越しですが…笑

やっと終わったー。

長かった。汗汗

ブログを遡ってみたら、上の感想書いたの10月でした。トホホ…。

 

www.t-codiary.com

 

いやー、総じてしまえば、面白かった!!!の一言です。笑

ただやっぱり難しくもあって中々読み進められない。

慣れない時代小説に悪戦苦闘しつつも無事読了できて一安心。

今年の目標の一つ、「歴女になりたい」の為にも関ヶ原後の大阪冬・夏の陣に関するものを読みたいなーと思います。

週末は本屋さん行こうかなー。

さてさて、本の内容に関してですが。

気になった文章をいくつか。

 

 

 

三成と大谷吉継の関係について【中】より

この時代、武士の人間関係は主従という縦のつながりと、父子、夫婦という関係があって成立している。のちの世の朋友、友達といった関係は極めて濃度が薄く、現実にその関係があっても、近代のように「友情」といった倫理観念にまでは発達していない。 

その点、石田三成大谷吉継の関係はひどく現代的で、ひょっとするとこの時代では稀有の例に属するであろう。

 へぇーーー、「友情」が薄いかー。

ちょっと意外でした。

秀吉と前田利家は深い友情で結ばれているように描かれることが多いですけどね。

史実と創作ではちょっと違ってくるんでしょうかね??

こういうのを踏まえてこれから時代小説を読むとまた違った感情が湧いてくるのかなー。 

 

家康について【中】より

かれは信長や秀吉のように自分の天才性を自分自身が信じたことは一度もない。つねに衆議のなかから最も良好とおもわれる結論をひろいとった。

自分に成案があるときも、それを隠して衆議にはかった。結局は彼自身の案を断行するにしても、衆議にかけることによって、幕僚たちは頭脳を練ることができたし、それを平素練り続けることによって徳川家の運命を自分の運命として感ずる習性を養った

 
これができるところが家康の天才性ってことなんじゃないのかなー。

自分の力を俯瞰で観られるところとか。

部下を自分の内に巻き込む力とか。

部下に当事者意識を自然に植えつける力?って言うのかな。

信頼できる上司だ!って心酔している人もいれば、

信用してもいいのか?って迷ってる部下もいると思う。

けど、意見を聴く姿勢を見せられたら、ついついしゃべっちゃいたくなる人、たくさんいただろうなー。

だって家康だよ!?笑

福島正則の使い方、上手いもんなー。笑

 

下巻で印象的だったのは、開戦前夜からの三成の腹痛描写です…。

なんだか、とてつもなく悲しげで…。

こんな大事な時に腹痛。

「持ってない」人だったのかなー。

腹痛に耐え、毛利、吉川、安国寺、小早川の陣に赴き、明日の作戦を必死に伝えているのに、すでに家康に寝返っている人ばっかり。

なんだかなー。

 

家康はやっぱり「自分が新しい時代を作る!」っていう明確な目的を持っている印象。それに対して三成は「秀吉の恩に報いるため、秀頼を守るため」っていう『私情』でしかない印象。

秀吉や秀頼に対する気持ちって人それぞれ思いの強さが全然違うと思う。

それだけで人をまとめるのは難しいと思うなー。ましてや、晩年は秀吉の贅沢や名誉の為に苦しい思いをしてきた人たちを束ねるのは至難の業なんじゃないのかな。

それよりは、やっぱり新しい時代への「期待」や今の時代への「反発」を誇張して人を束ねるやり方の方が大きな力になり得たんじゃないのかな。 

「家康」っていう個人への忠義っていうのではなく、自分が新しい時代を切り開く一人になってやる!っていう野心が勝っていたのかな。

 

初の司馬作品、難しかったけど新しい世界を開いてくれたように思います。

2018年 歴女になる!!

また新たな時代小説挑戦しよう。

とりあえず、関ヶ原のその後が気になる!!!

真田丸も観ておけばよかったーーー。

 


読書感想ランキング